649. 録音放送四・五・六部配布

9時間のデータを6分割。後半の4〜6部をしばらくの期間公開予定。配布予定表は以下。

録音データダウンロード予定表
1/2 一括
1/3 一・二部
1/4 二・三部
1/5 二&三・四部
1/6 四・五部
1/7 五・六部
1/8 四・五・六部

ファイルサイズ表
全放送一括            87.32MB
第一部:ティムティム・ブラッド   10.88MB
第二部:太腿潮流          14.16MB
第三部:ムヒョト・ロータリーズ   18.11MB
第四部:太腿トークは砕けない    15.42MB
第五部:満!満!満!の風        14.62MB
第六部:ゲトーン・イントネーション 14.10MB

サーバが復調しましたので、第四部以降のダウンロードを再開しています。再び鯖不調に陥る可能性もあります。予めご了承下さい。(ムーさん、さっきまでメッセでお疲れ様でした。ゆっくり休んで下さい!)

第四部よりスノウムレイディオ延長戦。本ラジオの目玉企画でもある『未確認プルプーコロシアム』の顛末も第四部収録です。この放送は、是非BBSと合わせてご覧下さい。イラストのログもちゃんと残っています。

未確認プルプーコロシアム参加者は有無のムーさんユエの由さんコマ斬り!のlxlさん、そしてリスナー様から飛び入り参加で紺さん、ジャッジは@amのイノウエさんが勤めています。皆さまの奇抜なプルプーイラストとそのジャッジには、リスナー全員を爆笑と感動の渦に巻き込みました。

第四部内容のあらすじは以下の通り。個々の内容は濃いので要点だけ。

延長戦開始
 ムーさんカレー食っちゃってます。ムーさんに呼び掛けるともぐもぐしながら返事します。ムーさんの返事が薄かったり声がもごもごしてるのは、全部カレーの所為です。「…何が大丈夫なのか分からない……」です。
ボボボーボ・ボーボボ
 裏のマルハーゲ帝国まで出てきて、今後の展開をどうするつもりなのか。東のマルハーゲ帝国、西のマルハーゲ帝国など、東西南北出ちゃうのではないか。東は引っ込み思案で西は一番人気、北は積極的で南は妹キャラではないか。ボーボボのイントネーションの是非について。本ラジオ一番の見所「第一回・未確認プルプーコロシアム」開催。J-Linksイラスト感想サイトの2005年王者に輝くのは一体誰ッ!? 結果は放送をお楽しみ下さい。
武装錬金
 早坂姉弟による打ち切り回避に言及。毒島を「どくぬま」と連呼し失言。ファンの方申し訳ありません。毒島の乙女っぷりが素晴らしい。彼女がいちご100%に参戦したらどうなるか。毒島の萌え描写は和月先生の実験である。「カズキと剛太、昨晩ストロベリってた?」で言葉の使い方は合ってますか。斗貴子さんのノーパン言及。「どっちが化け物だ」エピソード言及。千歳さんに対する愛を訥々と語る。知的な千歳さんの唇が動くシーンはもんのすごく良い(動いてないです)。カズキと剛太の二人旅一週間を大解剖。カズキ・剛太・パピヨン・防人のアップルニュートン侵入コスプレ編を大予想。ムーさん発案「バルスカ有効活用法」(これは第五部データの発言か)。
HUNTER×HUNTER
 一年間でそんなに進展が無かったので、まとめ感想が難しい。コミックス派の人には配慮が難しい。パームの変貌ぶり。ラモットの名セリフ。富樫先生の取材とは、幽白完全版の書き下ろしカラーイラストのために世界を回っているエジプトの土やオーストラリアの空気が必要だったりする。結果、富樫先生はハンターハンターよりも冒険していた。
こちら葛飾区亀有公園前派出所
 方言や地方ネタに対する苦言。大阪編以降のこち亀は改善された。貧乏旅行と三億円旅行。スカイダイビングネタ。草野球の話。こち亀最終回を第予想。アニメも終わったので、来年からはまた漫画独自路線の演出を見せて欲しいところ。
WaqWaq
 シオが大量の水を拭いたところから、「シオ吹いた!シオ吹いた!」連呼。レオあたりに「あーあ、こんなに吹いちゃって…?」と言葉責めさせたい。物語が先を急ぎすぎているのは打ち切り宣告か。藤崎先生の考えていた各キャラのネタがあっけなく消化されすぎて肩すかし。
ピューと吹く!ジャガー
 今年一年で面白かった漫画ネタをダイジェスト。ハミィネタ総まとめ。さやかを巡ってピヨ彦とハマーの三角関係、その対立。ピヨ彦×高菜派の自分はすごく切ない。高菜さんへの言及。番外編についてムーさんが凄い勢いで言及していく。だからどうしてそんなセリフまで覚えているんですか! ムーさんは好きな漫画の話になると水を得た魚のように生き生きとし出してギャップが面白い。


さわりしか紹介していないので、具体的な内容はスノウムレイディオを聴いてみて下さい。なお、所詮素人のトークですので、過度な期待はしないで下さい。

650. シャーマンキングの顛末

研究合間に気張らしウォッチング。研究でPC使ってるのに、休憩でもPC使ったら意味ないがな! って話なんですよ。

長時間画面見つめても、ひたすら座り続けても、全然ストレスを感じない便利な作りになっている人間なので、こうした気晴らしでも十分休憩になるんですよ…。他人からはよく呆れられる始末です。

さて、Webをウォッチングしたらいろいろ拾ってしまったので、これはネタにせねばなりません。WJ読者にはおなじみの打ち切り漫画「シャーマンキング」のお話。

いつもツッコミコメントを寄せて下さるid:horylさんより、シャーマンキング最終巻のまとめ話。これに関する大まかな感想はid:horylさんのコメントにも寄せたので、この記事への言及は二番煎じになるのですが、もう一度総ざらいしておきます。

いいかげんな自分の無計画な作品がこれ程までに支持され、
愛される事になるなんて、夢のよう。
故に申し訳ない気持ちで今いっぱいです。

最も気になったのは「いいかげんな自分の無計画な作品が」の部分です。

作家には、作品公開前からある程度物語の骨組みを作り込んで公開するタイプと、行き当たりばったりのタイプのツータイプ存在すると思います。どちらも一長一短ありますが、マンキンが後者のタイプだったことに驚きました。

「無計画な作品」の良点は、読者の要望に合わせた展開をその時々で作り直せたり、良い意味で読者の予想を裏切る演出を描きやすい点にあります。一方で、物語の整合性がつかなくなる危険性、ネタにつまってしまうと筆が止まる週刊連載としての危機感、物語終了までの不安定さが危なっかしいなど挙がるでしょう。「無計画な作品」か「計画的な作品」かは漫画家の相性もあるので、応えてどちらが良悪という話については触れません。

しかしマンキンの作者武井先生は、第一話やシャーマンキング編予選で「主要キャラの顔見せ」を行いました。この描写より、ある程度ストーリープロットを作り込んでいるタイプの漫画だとばかり思っていたのですよ。しかし実際は違ったんですね。

ストーリーは無計画にしておき、キャラクター造形だけ先行して決定したのかもしれません。もしくは、そのキャラに関する人格・人物・能力設定までは予め用意されていたのでしょう。マンキンはシャーマンファイトのトーナメント編以後、ストーリーそのものの進行よりも、各キャラクターを掘り下げる描写が頻繁に登場するようになりました。そうした事実関係からも、この憶測はあながち間違っていないかもしれません。


マンキンは結果としてアニメ終了後、人気を落としアンケート票を集められなくなり、連載順も終盤位置で固定されました。票が集まらないことで最終的には編集サイドから打ち切り宣告が入ります。6年続いた連載漫画ということで連載続行の話もあったようですが、作者サイドが断られたそうです。物語を結末づけるにあたっては、これ見よがしに「未完成」をアピールされました。


その辺りの事実関係と武井先生の心境は、以下の記事より詳しく知ることができます。


シャーマンキングの再連載化を呼び掛けていたファンサイト「まってよう。」より、武井先生の手紙について全内容を記事にされています。元ソースは声優・林原めぐみ氏のラジオ番組内で紹介された武井先生の手紙、ということです。

商業誌という大枠の中での連載は、一部の人気だけで支えられているほどないものではないですし、
僕自身が何よりそう考えているので、【6年続いた作品だから】という理由での編集部の好意を、
簡単には受け取ることができなかったのです。

『長期連載漫画は打ち切り査定の際、連載を優遇される』というWJの都市伝説は実在したようです。集英社も商売で雑誌を売ってるんだから、そうした優遇は然るべきだとも思います。武井先生は結果的に、その処置を蹴ったようです。

さて、ここからが本題。
問題のあのラストですね、【プリンセスハオ】一見ふざけているようですが、
あれは自分なりに考えに考えた、とりあえずの結末です。

自暴自棄でやったのかと思いきや、先生は大まじめでした。えー。

ことの流れを追っていけば、シャーマン終了の宣告を受けたときには、時すでに遅し。
残りの8週でまとめきれるページは、僕には残されていませんでした。

それが打ち切りだもの。特に長期連載漫画ともなると、広げに広げた大風呂敷と多数の伏線をわずか8週で回収しようなんて無理っつー話。WJファンとしては、シャーマンキング最終回から8話前までを再確認したくなります。8週前から武井先生の苦悩が垣間見られるかも。

無理にでもたたもうと思えば、それは、たやすくできたのですが、
ダイジェストによっての結論だけが見えるのでは、そこにはまるで意味がなく、
この作品にとって一番大切なことは、そこへ至る過程だと考えたからです。

作品のテーマと照らし合わせての言及。しかしそこには、武井先生が「シャーマンキング」に対して抱いた温かな愛情を感じます。

こればっかりは絶対、省略したくなかったのです。

愛ですねえ。

言い換えれば、最後はなんだってなんとかなるんです。
「なんとかなる」葉のこの言葉に嘘はありません。

「なんとかなる」「楽にいこう」など主人公・葉の主義は、これまでの主人公タイプにはない斬新なモノでした。そこには、武井先生が物語を(おそらく)ノープロットで描いてきた自身の主義を反映させたのかもしれません。

いつかどこかで、続きが書けることを願っています。

数年後、はたまた十数年後に「リバイバル本」として登場するのもいいと思いますよ。いかにもジャンプ的で。


以上で休憩おしまい。