1702. 冷涼器具・マイクロミストを試してみた

つい先週、Webで話題をさらっていた『マイクロミスト』を購入しましたので、使用感をレビューします。果たしてこの器具、極熱地獄と名高い夏コミで「使える」代物なのか?

商品名は数多あれぞ、総称「マイクロミスト」はこんな形をしています。

本器具の説明は、下記に記したか楽天の解説が単刀直入で分かりやすいかと思います。価格は2500円程度で、騙されたと思って購入しても痛くはない範囲のオモチャですね。

使用方法
使用方法はとっても簡単。まずは上部の蓋を外して水を汲みます。冷たい水のほうが冷涼効果を発揮するでしょう。水は八分目くらいまで入れるようです。氷を砕いて入れるとより効果的なんだとか。んなめんどっちーこと、アウトドアでできるもんか!

蓋を閉じたら今度は下部のスロットを引き出します。これを約15回程度、抜き差しして、内部の貯水タンクに圧力をかけます。ゆっくり優しく抜いたり挿したりするといいよ。近場の女の子にやらせるといいよ。(セクハラで訴えられます)

十分に加圧できたら、蓋の下側にあるボタンを押します。すると髪の毛の直径より約半分の大きさの穴から、微細なマイクロミストが噴出するのです! といいますか、穴を目視できません。ヤオイ穴は存在すると思っていたが、別にそんな穴はなかったぜ!

女の子にたっぷり抜き挿ししてもらったその硬い棒でもって、ボタンをグリグリ押すとこんな風に噴いちゃいますうっ! いえあー!(画像は霧の部分よく分かんなくてゴメンナサイ) 勢いが弱くなったら再び加圧。水はなかなか無くなりません。使用方法は、これの繰り返しです。


使用感
気になる冷涼効果ですが、まず商品の注意文に『30℃以上の環境で効果を発揮する』とあります。うちの部屋は、この夏クーラーをつけていないため、常温で30℃を超え、ピーク時は35℃にも上る猛暑ルーム! まさにマイクロミストを使用するにはうってつけの試験環境でした。

噴出口を自分の腕に向けて、近い距離から霧を浴びせてみました。ところが思ったほど冷えません。マイクロミストが噴出された瞬間フワッと蒸発し、その気化熱で冷房効果が発生するイメージだったのに。短時間に噴出しすぎると肌がびしょびしょに濡れます。

涼しくなりたいはずが、これでは水遊び…。一度濡れ濡れになると、乾くまでかなりの時間を要しました。それでも霧状なので、肌に当たらなかった部分は跡形もなく蒸発します。室内の湿度は心なし5%上昇した気がするよ! 30℃超えてるのに蒸し蒸しするなんて、これなんてサウナ製造機。

利用する水が冷え冷えで、利用場所が屋外(日射光が当たる場所)で、水が蒸発しやすければ、マイクロミストは真価を発揮するように思います。ただ、水道水をそのまま汲んで使うだけでは…うーん、水遊びレベルかなあ…。

総評
この器具を夏コミ会場で利用すると、周囲の人々を濡らしてしまう可能性があります。行きずり男にホイホイ濡らされやがって、男なら相手は誰でもいいってことか? まったく、いやらしいヤツだな?(編集注:この器具は男女構わず濡らします)

そればかりか、売り物の本をふやかす可能性があり、極めてリスクだけが高いアイテムといえましょう。まさか水粒がマイクロミストなだけの単なる霧吹きとはな、たいしたヤツだ。


結論
ウチで飼育してる「もみじたん」専用霧吹きになりましたとさ。

もみじたんかわいいよもみじたん。