1007. 2.5次元の破壊力

T-1の「お姉さん性における現実と虚の相違点」について小論文を提出するつもりが、コレ見てそんなネタぶっ飛びました。何しろ（文字通り）次元が違います。

「見た目は二次元！でも中身は三次元！ 真実はいつもひとつ！」（メガネをクイクイさせながら）

「もえちゃっと☆」は２次元のキャラクターとリアルタイムにチャットが楽しめるコンテンツです。
キャラクターは、ストーリーに沿って決められたセリフを喋るのではなく、
ボイスアクターさんが演じ、お話しするキャラクターとの自由な会話を楽しむことができます。

って、ええェええぇぇええエえエええェェぇええ（中略）ええェえェえぇえ（中略）えええーー！！あれ？「え」ってこんな文字だっけ？この文字なんて読むんだっけ？しばらく現実逃避させて。

世の風潮は「電車男」に「メイド美容院」と、確実に二次元オタクの三次元進出化を後押しする流れが見られます。この流れに真っ向から逆行するアイデアが出現。いつもながら硬派なオタク魂には恐れ入ります。そもそも、二次元オタクさん達の間では

という名言かつ共通の認識『二次元オタク条約』が終結しているハズ。なのに「もえちゃっと」は条約の範疇を超えやしないか。このサイト自体は健全サイトだけど、一ヶ月もせず模倣犯の二次元エロチャットサイトが出現するのは確実…！

大丈夫なのか二次元オタクさん達。こっちに帰ってこられるのか二次元オタクさん達。「三次元に還る気なんざさらさらねえ！」と今はつっぱって見せても、よぼよぼの寝たきりおじいちゃんになるまでその魂を維持するのは難しいぞ。

キャラクターはクリエイターさんが作成したイラストにボイスアクターさんの声が重なって生まれます。
「もえちゃっと☆」はユーザーさん・ボイスアクターさん・クリエイターさんの三者が交わるコミュニティサイトです。

ボイスアクターは~~パートのおばちゃん~~声優を目指す見習い女の子達が務めるそうで、人工知能がランダムに音声を弾き出す訳じゃないらしい。ボイスアクターはクリエイターの一存で決まるのではなく、ボイスアクターをやってみたい女性を一般公募する形*1。

クリエイターはイラストを投稿し一度作者の手元を離れると、サイト運営社とボイスアクターとユーザにいいように蹂躙されても介入できないわけか。それってちょっとクリエイターさんが哀れ*2。

ボイスアクターさんも、照れてしまったり、緊張してしまったり、
会話に詰まってしまうかも知れません・・・。
そんな時にはどうぞ、優しくフォローを送ってあげてください。

二次元オタクさん達にそんな甲斐性あるイケメンタル*3な男達があったら、大多数は端から二次元オタクなどやっとらんわー！*4 彼らが優しくフォローしつつアプローチをする絵、もう圧倒的に想像付きませんから。萌えを商売にするのだから、コミュニケーション力の乏しさに甘えるんじゃないッ！

デモムービーの痛々しさと寒々しさは一見の価値あり。これが2.5次元の破壊力。「日本の行く先が心配です」なんてオチは甘っちょろいぞ。このままじゃ地球が壊れちまう！ 人類は「もえちゃっと」をプレイする前にドラゴンボールを七つ集めることが先決だと思いました。

*3:見た目はともかく精神的に紳士でモテなイケてる人の総称

*4:中には甲斐性のある人、イケメン・モテメンの人も居ることを明記したい。すかさずフォロー。