316. ゆずっこトーク

id:pixybadgerl(テイルが終わらない)様よりリファを頂きました。話をふくらませてくれてありがとうございます。

「バカらしさ」を失ったゆず。アルバム「トビラ」以降いわゆるコミックソングを表に出さなくなったのは、昔ながらのゆずっ子としてはやっぱり寂しい気分です。昔の曲にはギター片手にハーモニカくわえて生演奏収録が多く、最近の曲は機器による音の作り込みが際立っています。ゆずって、よく言えばニーズに柔軟なリリースが出来るアーティスト、悪く言えば「ゆずらしさ」のプライドのないアーティスト、と言えるような気がします。


ピッピの好きなゆずソングは「以上」ですかね。今パッと思いついたのがコレ。
あとは「街灯」とか「巨女」とか、かなり「ゆず一家」に偏ってます。
ベストアルバムはダントツで「ゆず一家」ですね。これは譲れません。
「以上」は歌詞・曲共にとても和み系の音楽で、優しい気分になれます。でも、パッと思い付いたのかこの曲って結構すごいですよ!? 普通はもっと、メディアに露出してる曲が挙がりますもの。それだけピッピさんの心に響いたって事かもしれないですね。

「街灯」は、いまのゆず音楽とは真逆で、楽器も生演奏を感じさせます。昔はこういうストリート弾き流し調の音楽の方が多かったんですよね、懐かしいです。

そして出ました「巨女」!この曲は、オレも思い出の一品です。「巨女」は曲もそうなんですが、歌詞がすごーくのんびりした曲調で、気分が和めるんです。またもや和み系です。「ゆず一家」は友達に借りて聴いたのが初めてだったんですが、この「巨女」というタイトルの読み方が分からなくて。で、貸り元の友人と一緒に長い間考えてたんですよ、巨女の読み方。

歌詞の中に巨女というフレーズも出てこない。曲の登場人物に女の人(喫茶店?のウェイトレスのお姉さん?)をほのめかす表現があるにはあるのですが、その人が直接「巨女」だとは思えない(詞の主役でも何でもない)し。例えば巨女→きょじょ→きょ"!#&(言葉になってない)→きょー!&%→コーヒーって読むんじゃない?とか。…いや、強引ですけどねぇ! 歌詞の中にコーヒーというフレーズが何度も出てきて、コーヒーという言葉の響きが巨女と近いなぁとか、そういう話だったんです。他にもいくつか強引な導きを説いたのですが、恥さらしにしかならないのでこのくらいにしておきます。

「巨女」の読みとその理由は未だ謎のままなのですが。今再び推測してみると、意外に単純な事なのではないかなと。例えば、当時行きつけの喫茶店のウェイトレスさんの背丈が高くて、その喫茶店を題材にした曲だから、タイトル「巨女」となったとか。女の子に「巨」だとかわいくない気がする(曲中では可愛いようだ)ので、違うんじゃないかって当時は話したんですけどね。

脱線しましたけど、昔聴いた思い出の曲を再考するのってなかなか楽しいものです。

この頃のゆずは「がんばれ!」と訴えかける感じの音楽ではなく、「自分のペースでよくね?」みたいな訴え方、それでいてしんみり聴かせてくれる音楽が多いんですよ。1stアルバム「ゆず一家」ではピッピさんが挙げられている三点以外でも、例えば「境界線」なんか個人的に結構お気に入りです。あとは、かの有名な「少年」はシングルverとは違うアルバムverなので、レア感大かも?ゆず=「夏色」も収録されているので、昔のゆずに触れてみたい方にはぜひお勧めしたい一品ですよ。

なお、個人の主観&感性で書いている文章ですので、やっぱり合う合わないはあると思います。聴いてみて全然ダメってのも十分考えられる事なので、あんまりにもこの文章を信じすぎないで下さいね。