291. 週刊少年ジャンプ - 34号

海の日のおかげで今週のWJは金曜発売。金曜日発売ってあんまり好きじゃないです。4日前に読んだ続きがもう読める、なんて嬉しい気分になれない。次のWJまで9日間も待たないといけないのが苦痛で...。

アイシールド21
10番勝負企画。セナVS進のエース対決、ケルベロスVSデビルバットのマスコット対決以外、既に勝負は付いている気がします。地味対決の石丸さん「いいよ いいよ」が全てを象徴しているというか、すげぇ地味だー。本編の方はモンタが負傷。この負傷は後の試合にまで影響しそうです。瀧セナが居なくても勝てそうな勢いでしたが、ポイントゲッターが不在で以外にも試合停滞。やっぱアイシールドが居ないと負けはしないけど勝てそうにないみたい。にしてもこの登場シーン、普通なら死んでますよ…。作者はこういうアメコミチックな表現が好きですね。観客の大歓声は見事。正体不明のヒーロー・ICはいつのまにか大人気になってます。
ONE PIECE
相変わらずワンピの戦闘描写は見づらい。何をやってるのかよく分からない事が多くて。シーンとシーンが繋がっていない事もあるし、ジョジョ並に絵を眺めて理解する時間が必要。戦闘描写ではNARUTOの方が一枚上手のような気がします。メリー号の損傷の深さが一味に知れ渡っていきます。これでメリー号の危機を知らないのはロビンとウソップのみ。フランキーとのいざこざが終わった後、ウソップに船の事をどう伝えるか期待できます。フランキーが2億ベリーで何を必要としているのかも注目。フランキーは、個人的に船大工として仲間になる大穴だと思っていたのですが、今週の絵を見るとその予想は大外れっぽい…。期待はずれの小者ですなー。仮面を取ったら色男って訳でもなさそう。四人がウソップを発見するシーン2ページが熱い。これこれ、こういう熱い展開ですよ、ワンピが好きになった理由。フランキー一家と住処を吹き飛ばしても、フランキーと2億ベリーは不在なわけで。この話はもう少し長引きそうです。ウソップの鼻は、連載が始まってからカウントして今まで何百回曲がったのかカウントしているサイト、どっかにありませんか?
NARUTO
表紙がほのかにエロいんですが。本編は相変わらずホームドラマやってます。回想編はこれで5話目。作者の巻末コメントを見る限り、今週で終わりのようです。親友を殺すと言っても、ナルトは主人公だから死なないでしょ。とか言っちゃうとすげぇ元も子もないんですが。兄が殺した親友とやらが、カカシの目に付いてる車輪眼の持ち主と同一人物だったら何となく熱い気が。カカシとイタチの関係を考えると、師弟関係にあたるカカシとサスケの関係図が一気にドロドロしてきますし。ともかく、サスケがナルトを殺しにかかる理由が明確化されました。今後は読者側に、サスケがナルト本気で殺そうとしてる危機感が伝わってくるかもしれません。
ボボボーボ・ボーボボ
へっくんはもう戦わないのかなぁ。戦闘要因として見なされなくなってますよねぇ…。
BLEACH
最強っぽい描かれ方していたのに、そんなに弱体化していていいのかな朽木隊長。とは言え隊長は卍解使ってないんで、来週で解放して、恋次なんて噛ませ犬扱いなんでしょうね。切ねえなぁ。
プルソウル(第一回J金未来杯01 読み切り)
現在の新連載陣と比較すると力はあると思います。主人公と師匠の性格付けはハッキリ出来ているし、主人公のキャラなんか少年漫画的でいいんじゃないかなと。師匠は眼鏡フェチ向けですかね。でも、敵キャラが駄目すぎ。しかもこんなヤツが藩の侍頭・筆頭ですよ。そりゃあまりにもあんまりだと思う、深みがなさ過ぎ...。さらにこんな雑魚っぽいヤツが貴重な刀持ってるし、すげー変だよなぁって矛盾した印象を感じずには居られません。戦闘描写は分かりやすかったと思いますが、欲を言えばもう少し綿密に描いて欲しかったです。戦闘のページが足りていなかった様な気がしてなりません。読み切りながら、この引きの上手さは良かったと思います。読者に「この続きも読んでみたい」と思わせる演出としてはなかなか上手なまとめ方ですよね。
DEATH NOTE
今週の成果:砂糖たっぷりのドーナツ×4ヶ 角砂糖4個入りコーヒー Lが甘党過ぎです…。Lの友達発言を受けて月は動揺したのか、またもや腹の底を探り合っているのか。どっちにしても『友達宣言が嬉しい』なんて週刊少年ジャンプ的な流れは期待できそうにありません。ここ、週刊少年ジャンプなんですけど。「女を殴りたいと本気で思ったのは生まれて初めてだ」か、顔コワーッ! さっすがダークヒーローです、やってくれます世界の救世主・キラ様。綿密な計画を立てて慎重に進むタイプの月ですから、海砂のように気分とノリだけで掻き回してくる相手がよっぽど許せないんでしょうね。まあ、気持ちは分からない事はないですけど…。そこをフォローして計画の軌道修正ができてこその月だとも思います。自室に海砂を上げて、月の第一声「レム」って。表情こわ! もう顔半分が真っ黒べた塗りですよ、ダークヒーローすぎ! しかも海砂の存在なんて無視だし。そして、自分の計画を掻き回す海砂の処置を上手にフォローして、レムにLを殺させる作戦へ。うんうん、それでこそ月だ。「ライトもわたしも喜ぶし それが私の幸せ」のセリフを受けて月はすっかり呆れ顔。やばい、この月はちょっとかわいい(危険思想)。「Lを殺してやるよ」の爆弾発言に、今度は月共学の反応。友達発言もあってか、読者的には月が動揺しているように見えない事もないのですが…おそらく腹の底から大喜びしているはず。先週の”情を移すと殺しにくくなる”発言が伏線になっていると、今週の友達宣言もどことなく情を感じさせるのですが…デスノートはそんな甘っちょろくなさそう。で、レムの発言に海砂の反応はめっちゃ軽いですなぁ。複数の女の子と接触している月を尾行し続けている人がLに情報を伝えるので、もう一展開起こりそうです。Lはこの後姿をくらますみたいなので、そう簡単には殺せなさそうですね。
銀魂
綿菓子の匂いに過敏に反応する銀さん、こちらも大の甘党です。アイシールド企画みたいに、甘党バトルで銀さんとLを対決させて欲しいー。神楽と三郎のドロドロままごとが面白い、相変わらず鋭いナイフの如く切れ味抜群の毒舌です。「アナタにとってはままごとでも 私にとっては世界の全てだった!」って、ドラマの見すぎだよ神楽さん! 三郎「御意」しか喋られないから否定できないのが可哀想だし! この「御意」としか返事できない三郎は、下手すれば最高の泣かせシーンを演出できそうなんですけれど...。背景がすっかり夏祭りで、こういう絵を見ると是が非でも夏祭りに行きたくなる…。最後に夏祭りにいったのいつだったかなぁ、もう覚えてない…。平賀の息子の話から、銀さんの過去の話をチラ見せ。こうやって断片的に過去をみせつつ、これからも上手に銀さんの過去編を煽って下さい。沖田・神楽のバトル再発。ここぞとばかりに被害者の長谷川。長谷川が出てきたからか、巻末コメントは鬼平の話題? 「よこせよグラサン」「腕時計ゲーッツ」こいつら分かっててやってる。絶対分かってて撃ってる。だってあからさまに壊してるもん…。真選組の4人は久々に全員顔出しできた感が。他のメンバーも出てこないのかなぁ? 高杉に気付く銀さんの1コマが激渋ぃぃ! 空知さんはホント画力がついてきましたね。平賀は三郎に将軍の首を狙わせたけれど、息子として可愛がっていた三郎を兵器として使っていいのか? 来週平賀が踏みとどまるとしたら、誰かにその辺りを突かれるのではないかと。
テニスの王子様
気を付けよう、真夏に陥る三つの症状。夏バテ、熱中症、侍幻覚症候群。
地上最速青春卓球少年ぷーやん
なんでコレがリボーン&グレイマンより前にいるのか理解不可能。拍手は柏手かと。誤植なのか素なのかもさっぱり。
いちご100%
西野と日暮を繋ぐものがケーキで、真中と東城を繋ぐものが映画で、それに気付いた主人公は良い展開だと思う。これまでが散々駄目すぎで、もうこんな漫画には何の期待もしてないんだけど。エロじゃなくて普通に恋愛を描いて欲しかった。この絵柄でエロを大きく抑えた方が、確実に読者層は増えると思うんだけどな。
家庭教師ヒットマンREBORN!
いいねー、今週も面白かったですリボーン。話の起承転結もよくまとまっていました。新キャラ投入からキャラ説明、次々とポイズンクッキング攻撃を交わしつつ仲間を救い、最後は綺麗にオチまで付いていて、以前と違い流れがスッキリ見通せてすごく良い作りだと思います。個人的には、新連載陣の中では確実に芽がある作品になってます。カラス多すぎ。そして、唐突に出てきたリボーンの虫による情報収集能力。それからそれから、コマの隅っこで女の子に超モテモテの獄寺は大注目ですね。やっぱこっちが攻めなんだnってだからどこの腐女子id:iolite)だオレは。
D.Gray-man
新連載陣の中では掲載位置が最後、たまたまかなぁ。アンケートが反映されてたら嬉しいな。冒頭の2ページ、二人の修行の意味が分かりません。修行シーンとは、意味を明確に説明された上でそれに適う鍛錬を描写するから、読者側も熱い思いが持てるんです。こんな意味のない修行の描写をされても。「あ、そう。とにかく強いんだねこいつら。それで?」ってなりますよ。アレンと神田が早速ペアで行動。この神田ってキャラ、相当な悪役だと思うんですけど…仲間の首締めて殺人しようとしてるし。こんな卑劣なキャラに、「キャー神田様ぁー!v」ってなファンでも付くと本気で思ってるんでしょうか作者は。どこまでも非情なキャラとして、アレンと対を成す位置づけで、神田を投入したんだと思うんですよ。けれど、この性悪さは相当救いが無さすぎです。それからさー、アクマが単なる敵と化してきたのが頂けない。アクマを植え付けられた人の周辺に渦巻く人間ドラマみたいな部分は、この漫画の売りではなかったのでしょうか? アクマってそんなしょぼく乱用して平気なの? 不幸になった人間の背景とかそういう設定はもう完全無視して、とにかくアクマをイノセンスでやっつけちゃうバトル漫画に成り下がるんですか? 作者はことごとくこの漫画の寿命を縮めている気がします。新展開のイタリア編。アクマを植え付けられたきっかけのお話や、隊長達とイノセンスのつながりなど、ゆっくり丁寧に書いて欲しかったです。第1話で期待させられただけに、ひたすらガッカリとしか言いようがありません。
STEEL BALL RUN
「足の異常が元に戻っていく」と言いながら、足の内部にめり込んだ鉄がブッ、ブッ、と外れて、少量の血液が流れながら傷が完治してしまいました。これは、『呪い』による攻撃の仕様なのか。『荒木漫画』による仕様なのか。ぜんっぜん分かりません…多分後者だと思うんですけど。結局夜も走行して60km先のオアシスまで移動するようです。いや、乗ってる君らは頑張ればなんとかなるだろうけど、馬の方はそうもいかないだろ!? このまま丸一日馬を走らせて、更に翌朝夜が明けたらまた走らせる予定なの? 無茶しますなぁ…。ティムが久々の登場でイケメンでした。彼も呪いの能力者だそうで、ロープを肉体と一体化させるようです。今回は指の綱渡り、あーキモイ…。ティムは能力者じゃなくて、縄の達人で描ききって欲しかったなぁ。能力者ばかりになると、『呪い』の能力という代物が安っぽく感じてしまいそうです。次週はツェペリ&ジョニィVSティム。三人が遭遇した時点で自爆だそうですが。きっと大量の血液を流しながら腹部が爆発します。その翌週のジャンプでは、大怪我が仕様で元に戻ってケロリとしてるんでしょうね。
HUNTER×HUNTER
先々週に書いた予想が大分外れました。キーワードは全部言い当ててたけれど、結論が逆をいってばかり。「パームさんは正装すると綺麗になる」ありがちすぎてハンターは絶対逆を行くと思ったのに。「キルアが尾行する」は、ゴンの天才的な野生の感ですぐに気付くと思うんだけど。気付いたらゴンの性格からして”デートの邪魔しないで”って怒りそうなのに。念能力が封印されてキルアに気付けないとかです? 「デート中に的が来襲」これは当たり。敵がスピード重視のライオンアントなら100%当たりだったのですが、敵の正体は来週に分かりそう。あ、来週は休載なので再来週以降か。最後のページのパームさん、もう人間の顔じゃないんですが…。
武装練金
まさか学校があんなにまで壊滅的になっても、まだ学生生活を続けているとは思いませんでした。今までのこういう戦闘メイン漫画なら、学校休学して新天地でストーリーが始まりますよね。どこまでも狭い世界で戦うんだなぁ…。いつ学生生活が崩壊してもおかしくない、それはそれで逆の意味で斬新かもしれません。大浜くんはスクール水着萌えらしいです。周囲の女の子二人がツツツ…と引いちゃいました、大浜くん可哀想! しかし、しかしな。「高校生になって海でスク水着てたら変態」って現実を突きつけられてショッキング。うん、普通はそれが一般常識だよね、そうだよね...。岡倉くんは鼻の下伸びすぎ。「まだまだ伸びるぜ」で期待させて、ページをめくったら→伸びすぎ〜! どこまでも期待を裏切りません。カズキは斗貴子さんにへそだし指摘しまくって羞恥心煽りまくっております。天然かもしれないけど、なかなかのテクニックをお持ちです。ブラボーのこのシャツが欲しい。「ぶらぼう!」って、めっちゃかっこええやないですか、欲しいなぁ…。「全部秘密 その方がカッコいいから」やっべ、カッコいい。言ってみたいセリフ。新キャラは甘いたれ目で、きっと海外人なのかなー?
プロフェッサー百々目木(読み切り)
ミスフルよりもこの漫画の方が、ずっと面白かったです。ギャグの面でもミスフルを越えてると思いますし、絵的にも見やすい。キャラ付けもしっかり出来ていて、それでいて嫌みのあるキャラや表現も無し。絵もギャグも万人受けしそうだと思うんですけど、なんとかミスフルと連載交代して貰えませんかね〜?
シャーマンキング
ホラ貝でルドセブとセイラームの名を叫ぶ動揺ミッキーが笑えました。ゴーレムの攻撃は決壊を破ったものの、逆に反撃を食らいあえなく撃沈。それでも、これから眠りにつくハオの一番側まで来たのはこの二人なんだから、ある意味葉たちよりもよっぽど頭の良い突入方法な気がします。そして、ファウストが遂に戦闘モードへ。ファウストはオパチョを庇って刃を受けたり、なかなか粋なことしてくれます。彼が意外と強かったりして、蘇生に使う力がある時に戦えばもっと全力を出せたんじゃないかなと思ってみたり。蘇生を使える人間が少ないから、戦闘できないのは仕方ない事なんですけどね〜。
ピューと吹く!ジャガー
巻末コメント「取材した事がばっちり活かされました。ストーリーを犠牲にして活かしました」が全てを物語っています。駅員さんが図書館を紹介した時点で怪しいと思ったんだけど、やっぱそういうノリだったんだ。後半、話がどんどん主軸から離れていくネタとか最高です。しかも環境を守ろうネタ…。ホントに取材したのかなぁ…テレビの受け売りとかじゃない事を信じたいです…。

ジョジョに素人な自分ですが、WJ感想を仕上げると本日のはてなジョジョ様より時々リファを受けております。SBR感想遅くなってごめんなさい、感想キボンヌとかコメントされたら自分増長するっス!これからも人様の家から独身で更新して下さい。独身で頑張って下さい。独身応援してます!