026. 槇原敬之 - 優しい歌が歌えない

優しい歌が歌えない
オレは以前まで4年間ほど、趣味でオリジナル曲の作曲をやってました。自分のWebサイトを持っていて、そのサイトで自作の曲をUPして公開という、個人サイトによくありそうな、ごくスタンダードなサイトだったわけですが。自分の曲作りに大きく影響を受けた作品・人物を挙げるとすれば、まず最初に槇原敬之さんの名が上がります。

それほどの強い感銘を受けた氏の作品。覚醒剤所持で捕まってしまった時は驚愕だったけど、必ずやアーティストの世界に戻ってくることを信じて疑いませんでした。この人、歌唱力も歌詞のパワーも、一流だもんなぁ。

まず音について。「もう恋なんてしない」「Home Work」「北風」あたりが大好きな、まさに「槇原敬之の大堂」的な曲が好きなんですが、本曲「優しい歌が歌えない」も、例に漏れないまっきーの大堂ソング。「世界に一つだけの花」で鮮麗な復活を飾った槇原さんですが、本曲では『これぞ僕の原点だ!』とでも言いたげな曲調の作品に仕上がっています。従来のまっきー好きには超おすすめになるんじゃないかな?

そして詩について。4月上旬頃、この曲を初めてラジオで聴いたんだけど、槇原さんの今年の曲作りのテーマは『幸せになれる曲』らしい。そんな大それたテーマを掲げているので、やはり歌詞も深い。詩の方のメッセージ性が濃厚で、曲よりも詩に耳を傾けてしまう音楽。カラオケの中盤辺りで誰かに歌われりしたら、オレは絶対モニターの歌詞を目で追いながら、聴き入っちゃうよコレ。メッセージがあって、ストーリーがあって、詩が気になって仕方なくなるほど、めちゃくちゃ歌詞が良い。

古くさい!って敬遠するには非常にもったいない作品になっていました。明日は「とりあえず何か食べよう」について。

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