012. aiko - かばん

かばん
aikoは、歌メロラインのぐねぐね感がすごく好きで、相当昔からファンもどき*1やってます。主メロが聞き手の予想が付かないとこに飛んでいくのに、これが心地よく感じる。まるで「散らかった自分の部屋が一番落ち着く」みたいな表現ですが、aikoの場合は「散らかった部屋」が芸術の域に達してるんだな、多分。まあ、その芸術の好き嫌いは個人差あるから、aikoを受け付けない人にこういう事を説いても理解しがたいものになるでしょう。

それでは「かばん」の話題。春に出すaikoの曲は、割とあっさりしてる印象がある。夏なんかは決行情熱的?みたいな。すごく偏見的イメージだろうけど。かばんも例に漏れず、あっさりしっとりした曲。曲調は「カブトムシ」を彷彿とさせる。ちゃんと聞き比べてモノを言わないと、ホントのファンの人に叱られそうですが。オレはaikoのしっとりした曲調が好きです。曲調があっさりでゆったりのんびりしてるのに、詩は深かったりするとね。グっとくる!

あっさり曲調なのに6:52もある大作です。そんな長い印象受けないのに、オレの持ってるaiko色眼鏡で引き込まれちゃったかも…。絶対くどくはないと思う。aikoをあまり知らない方にも、この曲はおすすめできますヨ。

あなたのことが「大きなかばんにも、この胸にも、納まらないんじゃない」ってフレーズ。いやぁ、春真っ盛りな事言っちゃってますよ。聞いてるお兄さん*2の方が恥ずかしくなる!

次回は「猫」の感想を。オレは「かばん」より「猫」の方が好きでした。

*1:ホントのファンならCD買うよね…。昔は全部買ってたよ!

*2:重ねて言うが23歳