1576. 先行感想 - P2! STEP2「台までの長い階段 その1」

先週、ジャンプ感想をやりそびれたので、合わせて言及しておきます。

地味は御法度
スポーツ漫画に地味傾向は御法度です。例え雰囲気が良くても、お上品なスポーツマンシップでも、萌えが伴っても、地味だと消えるのがジャンプマンガの宿命です。第二話では新キャラ投入で賑やかになるも、新キャラ含めてやっぱりお上品だ。加えて相変わらずのマイペース展開。試合どころかライバルと競うこともない、この展開。これは極めてマズイよ! 最後は絶対、下このパターンだよ!

【STEP13「階段の向こう側」より(最終回)】
ついに階段を登り切ったヒロム。高台から望むピンポン球のような夕日。横丹色に染まる水平線は、小波に揺られ、キラキラと眩しく映える。それはまるで、青春の一片にも似た輝き。

『だけど僕たちのピンポンの階段はまだまだ登り始めたばかり! 次回作にご期待下さい!』

個人的にはこの、P2から溢れ出る『ゆるーい雰囲気』が大好きでたまんない。だけど『サラブレッドと呼ばないで』で一度痛い目を見てるからね。江尻先生は過去から学んで、どうか早々に、この地味ムードから脱してください…。


実はToLoveる以上にあざとかったP2!
早乙女乙女があざとすぎる件。鴨が葱背負って、クチバシに各種調味料を咥えながら、こたつの上に設置した鍋に座り込んでるくらいのトラップ! どんだけ男子読者に媚びた戦略なんだ。くっ、ダマされない…。オレはダマされないぞ…。し、しかし乙女の黒タイツが! 黒は収縮色なんだッ。脚線美を強調する黒タイツが艶めかしすぎて強烈なんだッ。うお まぶしっ!

  • 「早乙女 乙女」という名前*1
  • 職業:いじめっ娘
  • 12歳
  • 部活は水泳
  • コスプレ欲求マックス
    • 学生服+黒タイツ+美脚*2
    • 回想編で小学校の体操着
    • 中学校の体操着
    • 中学校の体操着(短パン)
  • 体操着のままヒロムを抱いて「あててんのよ」体制
  • ヒロムより乙女の方が個性溢れてる…

【STEP1「レッツ プレイ ピンポン?」より】
川末「さっさと水泳部に退部届を出して来い」
乙女「は…はい 先輩…」(切なげな表情で)

鴨 が 葱 背 負 っ て ス ー プ 漬 け ! !

いじめっ娘をイジメて敬語で屈服させるという極めてドSな逆転シチュエーション…ッッッ! 鴨の腿肉が鍋の中でスープ漬け! あとは火を付けて煮込むだけ! このシーンでオレは確信したね。ToLoveるが直接描写のお色気漫画なら、P2!は間接描写のお色気漫画。

もはや、ピンポンを乙女のどこに使うかって次元の話ですよ。「そーら乙女、このピンポンが何個入るかなあ?」っつー次元の話ですよ。神社の階段登る前に、大人の階段登っちゃうっつー次元の話ですよ。全13話でナニをレッツプレイするかっつー次元の話ですよこれは!!1!

江尻先生のイメージ
江尻先生は特定連載を持たせずに、年に二回くらい「World 4u_」を読み切りで描いていて欲しかった。週刊少年ジャンプ界の『世にも奇妙な物語』ポジションであって欲しかった。以上、身勝手な願望でした。


あれ…? なんか卓球のことちっとも語ってない…。*3

*1:そんなに乙女を強調したかったか、ご両親。

*2:ハイ撃沈したー。

*3:P2!ってそんな扱い。