1494. 斬 - 淫らなバーサークヒロイン、月島さんをカード化
既にWeb上では「斬の扱い」に一定の空気感が生まれています。
極限まで好意的に読み拾うスタイル。歴史のifをひっくり返し、狂人変人キャラの立場から物事を考え、途方もなく真面目に考察するのが、主流の一つ。ネタとしてたいへん面白いですが、「感じた想い」を真に漏らせない感想は、やはり残念でもあります。
あるいは、杉田先生をケチョンケチョンに斬殺するスタイル。アリンコの行列をブチブチ潰しまくる爽快感と比喩しましょうか。無数の雑魚を木っ端微塵にする、往来のアクションやシューティング等のゲーム性に類似するのかも…。一コマごと検証するストーカーワーキングも、少し身を引くと、興が削がれます。
声を大にしてこんな発言すると、オレが狂人扱いになりそうですが、杉田先生の漫画センスは、見所もあると感じています。もちろん、皆さん仰るように、キャラ造形、背景設定、物語設計、設定解説、様々な点で完膚無きまでアウトです。論外です。今回は10週ロケット漫画です。
杉田先生の可哀想な漫画センスは、The 男爵ディーノ様にて、丁寧に纏まっています。
杉田先生の才能
しかし、杉田先生は架空空間の造形能力に優れます。例えばバトルシーンで、カメラワークをぐりぐり回せます。作中空間を三次元立体で表現できるということです。
ただし、残念ながら方角の認識に甘く、右に進んでいたはずが左から現れたり、刀の持ち方が逆になったりします。こうした誤認は、当初のONE PIECEでもよくみられる現象でした。連載で精一杯な心に、余裕が生まれれば、必ず治るはずです。ともすればヒットメーカーになります。*1また、本来ならこの手のミスは、担当のデバッグで一層すべきお仕事です。
そして、斬ではこの自在なカメラワークが、思わぬ効果を発芽させるのでした。そう、月島さんの淫らな姿を余すことなく表現できているのです。
月島さんのM字開脚座り
斬の最たる売りは、スーパーバーサークヒロイン乙女っ娘・月島さんの存在に違いありません。何と彼女は、恐怖するとM字開脚座りでへたりと座り込む特異体質の持ち主です。皆さん、この点をどうもツッコんでいません。先週、多くの感想を読んでいて、非常にもどかしかったのです。
あんな淫らな格好で、真剣勝負に命を賭く男達を誘惑しているというのに…!!
斬の様々なダメっぷりにツッコミ入れるのに必死で、「足下がお留守だぜ…」と言わざる得ない現象です。M字開脚座りこそ、月島さん究極最強の魅力! 斬最大の見所! ストーリーはお飾りなんです。エロイ人はそれに気付いているのです。
月島さんのバーサークな魅力については、既にくず鉄作りの海様で存分に語られています。月島さん至上主義で斬を読み解くその姿、憧れます。
ですからSnowSwallowでは、月島さんのバーサークな部分はさて置き、エロス極まりない魅力について、検証しようじゃないですか。あの女がどれほどの淫行に走ったか、お見せしましょう。なお、月島さんのM字開脚座りに関しては、有無様とも見解が一致しています。オレの曲解ではないと保証済みです。
なお、以下に記述する文章は、ごく個人意見ですので、誤解なきよう。
月島さんのM字開脚座りをカード化
ところでSnowSwallowは空前のカード化ブーム*2ですので、月島さんのいやらしい座り方も、全アングルをカード化として収録しました。余すことなくご披露します。斬、第一話の全9カット、スーパーバーサークヒロインのM字開脚座りをご堪能あれ!
01. 『はじめてのM字開脚』 初連載であられもない姿を多角的に表現するすぎたん。鬼才だ。
02. 『後ろ手のM字開脚』 早くも野性的な挑発スタイル。
03. 『横槍のM字開脚』 月島さんは男の刀よりも男の槍がお好き。
04. 『悠長にM字開脚』 冷静に考えるとすっげえ余裕じゃね? 殺し合いのど真ん中で座りっぱなし。
05. 『騎乗位のM字開脚』界隈のエロス感想家を唸らせた一品。ナニを動かすんだ。
06. 『破天荒なM字開脚』 こんな需要のないアングルからM字開脚を表現するのも杉田先生の魅力。
07. 『物欲しげなM字開脚』 杉田先生、AV見過ぎ!!*3
08. 『立つことすらM字開脚』 彼女は何分座り続けているのだろう。
09. 『最後までM字開脚』 とうとうお話の最後まで座ってた! 狂ってるぅ!
以上、自在なカメラワークの才能をM字開脚表現でいかんなく発揮した杉田先生なのでした。際限なく惚れそうだぜ。
10. 『長文解説』 正直、こっちのインパクトが大きいよね…。
斬が何話で打ち切られ、その間に月島さんはあと何回M字開脚を披露するのか。この夏一番の楽しみです。