1727. ぼくのかんがえたオトナのお姉さん

普段から「オトナのお姉さん好き好き!」と言っていますが、その具体案を挙げることは少なかったのかもしれません。もしかしたらオレは、「オトナのお姉さん」の現実存在を好いている訳ではなく、形骸化された偶像崇拝のそれと化しているのではないか。

いやいやそんなことはないぞ…。まだまだその情熱はホットなまま、そのハズだ!(自分に言い聞かせるようにして) よしよし、わかったよ。そこまで言うなら、今日はオレの理想の「オトナのお姉さん」を、具体的に語ってみせましょう。更新時間? 賢者学? オトナのお姉さんをフューチャーしちゃいなよ! 語彙が古い。

ここからは、様々なシチュエーションに対して、三つの以下の女性像のいずれかを想定した対応例を示していきます。

  • 未熟な女の子(許容範囲外)
  • 熟れかけ女子(惜しい、もう一歩!)
  • オトナの女性(ストライクゾーン)


Case1. デートコース
こんな状況を想定してみてください。

男(今日は彼女と初めてのデート。不手際や間違いで彼女をがっかりさせないよう、デートコースもシナリオも完璧に練ってきたぞ。これで完璧だぜ!)
男「よし行こうか。じゃあまずは…」
女「あ! 最近できた○○行かない!?」
男「えっ……(´・ω・`)」

女性の方は、性別を反転して考えてみてください。さてどんな切り返しが、最もお姉さんらしいのか?

未熟な女の子「はやく行こうよ! 置いてくよー!」

お察しすらしてくれない。思い立ったら即行動の天真爛漫。ものすごく年下の女の子的イメージ。割と自己中ぽくも見える。一般男性はこうゆう子を好むんじゃないでしょうか。

熟れかけ女子「…あ、もしかしてプランあった? どうする?」

言っちゃう。このパターンはいわゆるハメ技。こうなるともう、肯定しても否定してもこっちが格好悪いだけ。…そんな先読みの計算力がほしいです。「オトナ」とは、時としてそういう勘定高さが必要なのさ。

オトナの女性「…と思ったけど、今日はキミにリードしとほしいな」

こちらの思惑を見透かし、しかも黙ってそれに乗っかりあまつさえ静観するという余裕っぷり。乗せたつもりが逆に乗せられちゃうんだぜ? どうみてもプロのお姉さんです。あと、女性言葉のセリフ回しが古い。


Case2. 社会の窓
こんな状況を想定してみてください。

女性(はっ! カレの社会の窓が開いているわ! あらやだ!)

あらやだ、女性言葉のセリフ回しが古い。女性の方は、性別を反転して考えてみてください。さてどんな切り返しが、最もお姉さんらしいのか?

(人気のないところでこっそり)
未熟な女の子「えっと、あの…(///)」
男「?」

結局伝えられないオチ。指さしたりジェスチャーで知らせるも伝わらない。

(耳元で囁くようにして)
熟れかけ女子「あのね、ズボンのチャックが開いてるよ…」
男「!!(///)」

開きっぱなしの方が恥ずかしいから賢明な判断。しかしもう一捻りほしいところ。

(耳元で囁くようにして)
オトナの女性「ここが暴れん坊さんだぞ? 一捻りにしてやろうか?」
(男子の工具をむんずと掴んで)
男「!!(///)」

上手いこと言っちゃう。そして女性言葉のセリフ回しが古い。どうみてもプロお姉さん。

なお、男性は一般に、女性側へ恥じらいを求めるものです。まるで死茎隊のように実際に男子のスパナを握られて萌えるかは賛否両論でしょう。でも、基本的には温和しくて奥ゆかしくてもエッチであってほしい。あと、死茎隊にそんなシーンはない。


Case2. ケータイゲーム機
こんな状況を想定してみてください。

男「暇だから一緒にケータイゲームでもしようか?」
女「うん、いいよ!」

女性の方は、性別を反転して考えてみてください。さてどんな切り返しが、最もお姉さんらしいのか?

未熟な女の子(ニンテンドーDSを取り出す)

たいへんスタンダードかつ外れのない選択ですが、しかし「オトナの女性」ともなるとニンテンドーDSは幼い印象ですね。

熟れかけ女子(プレイステーションポータブルを取り出す)

ここでPSPを取り出すというやや玄人なチョイス。一歩踏み誤ればオタ女と勘違いされそうですが、正解には近づきつつあります。

オトナの女子(ゲームボーイアドバンスSPGBA専用通信ケーブル: ゲームを取り出す)

まさかの有線きたわあ。んだよこのネタ、オチにしたかっただけだろ? とか逆ギレしないでくださいね。事実、オレは今朝方、ゲームボーイアドバンスSPをプレイしているオトナのお姉さんにときめいたんです。今どきアドバンスて、かわいいーっ! きゅんときた。


以上で、オレの理想の女性像「オトナのお姉さん」がどういったものか、十分に伝わったと思います。セリフ回しがちょいちょい古い子ではありませんので。